私の人生の大半は、旅が目的の人生だった。
私の残した旅の日記や絵や写真が、後世の人達に少しでも役立てればと思った。
それは思い上がり、余計なお世話かもしれない。しかし、何人かの人は私の残した旅日記や絵から、何かを受け取るだろう。
それでいいと今は思える。
私はこれらの旅日記やスケッチ、写真を、「これだけは旅先から持ち帰る、他のものは盗まれても良い」という思いでアフリカや南米、アジアやヨーロッパ、世界の果てから、旅の困難を押して持ち帰った。
それらをそのままお蔵にしてしまうのは、単なる自己満足でしかないように最近思うようになった。
『道は君の家の前から世界に通じる
いつでも道は
君が旅に出るのを待っている
すべてを捨てて旅立とう
Virtual Reality とは違った
本物の世界が君を包み込む
きっと君は感じるだろう
本当の
人生のすばらしさを』